スリーズの死蔵/篠崎琴子

 

 

 

Auther : 篠崎琴子
Circle : シャロットの午睡
Twitter : @lirmemo
紹介文 :
スリーズ【Cerise】
1 桜桃、あるいはさくらんぼのこと。また、赤い果実。食した際に、わずかに舌にのこる味わいには褪せたあおさを感じる。フランスにおいては、濃い赤紫の色名になっている。より赤みがかると、ルージュ・スリーズと呼ばれる。
「タルト・オ・ー」/ Tarte aux cerises ……さくらんぼのパイ
2 あるいは、彼女が彼に垣間見た爛熟の実り。あざやかな魅了。

しぞう【死蔵】
1 持ちうるものを活かさず、使わず、しまい込んでおくこと。
「姉が選んだのは、ながらく桐箪笥にーされていた花嫁衣裳だった。もとは大伯母があつらえた、とうとう袖を通さなんだ品だった」/ Sentimentality ……感傷の品
2 あるいは、彼にとっての抑圧行為。その品の持ち主が、蔵や机や箪笥や本棚や衣装箱の内側に、籠めてしまったまま外にあかさないことと似ている。


少年少女と近代、それからファンタジーを中心に書いています。女装男子も諜報に従事する美少年も、政争に巻き込まれるご令嬢もそれぞれに推したく思っています。

 

 

 


1 Comment

  1. いぐあな

    鮮やかなカードに相応しい女装男子に御令嬢のやりとり。
    建前と取引に刹那の魅惑が相まって、実に艶やかです。

    Reply

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