第7回作品集

空にいちばん近い場所へ/大空翔ける日を望む/真北理奈

 

 

 

 

 

Auther : 真北理奈
Circle : ロザリアは笑う
Twitter : @Rina_sousaku
紹介文 : 2019~2021年に作成予定の長編『緋の剣士に捧ぐ交響曲 第二番R』の三章~五章(未公開)の断片です。
読みは『そらにいちばんちかいばしょ』と『あおかけるひをまちのぞむ』です。
連載終了まではこのシリーズでポストカードを作ると思います。

 

 

 

冷たい刃/藤和

 

 

 

 

 

Auther : 藤和
Circle : インドの仕立て屋さん
Twitter : @towa49666
紹介文 : 今回は昔見た雪景色を思い出しながら書きました。
もしこの作品を気に入って戴けた方は、是非サイトの方へ飛んで、色々ご覧になっていただけると嬉しいです。

 

 

 

戴冠式/小田島静流

 

 

 

 

 

Auther : 小田島静流
Circle : 空想工房
Twitter : @seeds_starlite
紹介文 : 「幻想世界ファーン」を舞台にした掌編。北国に君臨する若き女王、その戴冠式直前の一幕です。
(第3回「鏡」参加作品「秘密の庭」と同じ世界観のお話です)

 

 

 

故郷とは異なる雪の降る場所で/風城国子智

 

 音も無く、ただただ白く降り積もる雪を、サシャが羽織るマントの隙間から見つめる。
 雷鳴、窓硝子を強く叩く氷の音。トールが知っている雪は、音を立てて降るもの。しかしこの場所では。サシャが着ているエプロンの胸元に位置するポケットの中で、トールは無意識に首を横に振っていた。
「吹雪の日は、風の音がするよ」
 何の因果か『本』に転生してしまったトールの背に浮かんだ思考を読み取ったサシャが、木々の間で凍る地面を確認しながら呟く。
 転生前に暮らしていた町では、無音の雪は、生活が麻痺する大雪を意味した。しかしこの場所では、雪は軽く、どかっと積もることはなさそうだ。何が、違うのだろう? 視界の白に、トールは小さく唸った。

 

Auther : 風城国子智
Circle : WindingWind
Twitter : @sxisato
紹介文 : 異世界転生ファンタジー「『魔導書』に転生した俺と、あいつとの日々。(http://windingwind.hacca.jp/story/long/madousho.html)」より。
転生したトールが、異世界の雪を不思議に思う物語です。

 

 

 

叶えた約束の地で/天海六花

 

 

 

 

Auther : 天海六花
Circle : アメシスト
Twitter : @6ka6ka
紹介文 : 「砂の棺」のスピンオフ作品になります。
本編はもちろん外伝までお読みいただいてると「あー、あの約束か!」と、気付いてもらえるかと。
挿絵は幸坊さま。
現在、本編+外伝1巻を頒布中。2019年夏に外伝2巻を発行予定。
詳細はTwitterサイトをご覧くださいませ!