Auther : 伊織 / なな Circle : 兎角毒苺團 / 7’s Library Twitter : @iori8250 / @nano1257 紹介文 : 旅暮らしをするハシビロ公と、お屋敷で公を待つ姫君の往復書簡。連作の五往復目。 |
Auther : 伊織 / なな Circle : 兎角毒苺團 / 7’s Library Twitter : @iori8250 / @nano1257 紹介文 : 旅暮らしをするハシビロ公と、お屋敷で公を待つ姫君の往復書簡。連作の五往復目。 |
ここで狐様ではなく、公御自身の手紙というのも、面白いです。
明るい色合いに、安心しました。
そして、姫の美しい緑のカードに季節の変化を感じます。
一方は事件を追い、一方はそれを待ち続け、季節が巡り。
幻想的でありながら、どこかおかしみのある単語の数々。登場人物。
300字+紙面という情報量で豊かな世界の、手紙だから、書き手があり、読み手があるから、
感じられる、奥行きや広がりを感じたように思います。
一枚一枚のデザインも、統一感がありながら、季節を感じさせたり。
フォントで書き手の雰囲気や性格や…代筆? と思いましたが、
銀の羽と緑の狐さんはちゃんと筆跡が違うのですね(笑)
細かなところもさすがのこだわりで、存分に味わいました。
300文字楽しみ方の、また違う形を見ました。
素敵で、面白く、興味ぶかい連作書簡でした。