きみの甘味に/海老名絢

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Auther : 海老名絢
Circle : パレオパラドキシア
Twitter : @itsuka2015
紹介文 : 詩と海外文学評論のサークルの詩のほうです。日常の感覚を書き残したいと思いながら詩を書いています。
300字ぴったりの散文詩です。あなたのお口に合いますように。

 

 

 


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コメント

  1. いぐあな より:

    カフェでケーキを前にひたすら話し、それを黙って聴く二人が浮かんできます。
    現状はなかなか変わらないでしょうけど、こうして聴いてくれる人がいるだけでも幸せかと思いました。

  2. なな より:

    詩的ではあるけれど、SSとしての側面も確かにあって、そこから浮かびあがってくるのはカフェでの一幕。それでいて、カフェを出て、別のところへも歩いていけそう。そんな雰囲気を感じました。今回の300字ポスカの中でも特に好きな一枚。

    海老名絢さんの300字ポスカということでとても楽しみにしていたのですが、その楽しみを裏切らない作品でした。言葉のひとつひとつがさりげなく、それでいてあるべき場所にきちんとおさまっている。そんな感じがしました。

    「黒目がそそぐ先にはお冷があって、その奥に遠い街を見ている」
    このポスカの中で特に好きな言葉です。

    それから、ポスカの紙の手触りがよかったです。さわっていて安心します。ケーキの写真の色味も落ち着いていて、作品にぴったりでした。

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