Auther : 染よだか Circle : サラバ道徳 Twitter : @shimeso43 紹介文 : わたしの住んでいる地域では雪があまり降らず、たまに降ってもすぐに踏まれて汚くなってしまいます。美しさが失われてしまえば、雪はただの冷たい障害物です。たとえたったひとつ足あとが残っただけでも、それはもう美しい雪ではありません。 「クールビューティー」とか「雪の女王」とか呼ばれているおんなのひとも、きっとそうなのだろうと思います。だれかが自分かってに美しいともてはやし、無邪気に踏み散らかしては気安く捨てる。でもそれを咎めることはきっとできないのです。新雪を汚す楽しさを、わたしたちはとっくに知っているのですから。 |
高嶺の花だからこそ欲しく、手に入れたらもう……というような男の身勝手な心変わりが見えるようです。
堕ちてしまった彼女はどうなるのか、虚しい未来しか見えなさそうなのが辛いです。