第7回Text-Revolutions(企画第6回)レポート

テキレボ7からもう約4ヶ月。テキレボ8の受付が始まり、次のお祭りに向けてタイムラインがざわざわしている今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
主催は未だぐだぐだですが、テキレボ8の申し込みも無事済ませましたのでこのままではいかんと、いい加減ちょっと気合いを入れてここで今さらながらなレポートを書いてみたいと思います。

災害

今回はとにかく災害が印象的な準備期間でした(残念ながら開催後もですが)。
毎回テキレボでは知り合いから挨拶代わりのように「寝ました?」と聞かれることが多いのですが今回はそのほとんどが「大丈夫でした?」に変わったくらいに。
6/18大阪北部地震発生時にはそこそこ震源近くにいたため、帰宅?出社?難民しまして、バッテリー節約で短い間でしたが企画アカウントの停止宣言なんてこともしました。よりによってそれが委託の作品着荷期限寸前だったので、物流の混乱加味してちょっと待ってもらったりといろいろ戸惑わせてしまったのではないかと思います。被災地域近くにお住まいの方もいらっしゃって大変なときに申し訳なかった…!
既に届いていた作品には幸運にも被害はなく(自宅は震度5強地域でしたが何ひとつ落ちることもなく…)、物流の混乱も思ったよりはやく収束して委託作品も無事届き、安否確認ができたという意味でも本当にほっとしました。

そして一部の直参の方のネックになり、企画としても痛手になってしまったのが7月豪雨。主催は家が高台というか山際なので被害はなかったのですが、中国地方では直参断念という方も。何かできないかと考えてみても、物流が停止してしまうと対策も出せないんですね……思い知ったし本当に歯がゆかった。結局継続頒布用として後日作品を預かるくらいしかできず。
テキレボの石油王が本当に石油王なら自家用ヘリとかねだりたかったところですが、とりあえず今後はないことを祈るばかりです。

変更点

ルールの変更

第6回は変更点も多く、ある程度は予想していたとはいえ上手くいかなかったことも多くありました。
変更は主にカウントルールで、
・くじの回数制限
・カウントに持ち込めるのは1回だけ
・委託分は何枚取っても1枚としてカウント

青天井だったくじ回数を制限したのは主にもう少しゆっくり巡ってもらえたら、というのと、くじがあるとはいえ早い者勝ちで景品がごっそりなくなっていくのを分散させたかったから。あと景品をいっぱいもらった人のほうが罪悪感的なものからか戦利品報告呟いてくれない傾向が強くて、企画として面白くなかった。
このあたりは一応クリアした感じです。

カウント持ち込み制限はカウント担当助っ人さんの負担軽減と何度も持ち込めるなら不正もしやすく回数制限が無意味になる可能性があるから。カウント済みかどうかを把握するために全員が1部ずつ持っている何かが必要で、まぁこれだろ、とテキレボのパンフレットを使用しました。テキレボのアフターレポートで参加人数が増えたって原因これじゃないかとかちょっと思ったりします。

回数制限するならさすがに委託は普通にカウントできないよね、会場内を巡ってもらえなくなるし…ということで委託は何枚とっても1枚扱いに。さらにその割を食った分をカバーしたかった、という理由で120枚以上集めた人にはくじが+1になる大量収集特典を追加しました。

結構大幅に変更してややこしくなってしまったので、まぁとにかくどの程度出るかが読めませんでした。こんなことを言うと過去読み切れたことがあるのかって話ですが。
結果は終了後のアナウンス通り、くじ余りました。280ほど用意していった中の80ほど。まぁ過去のデータから見てもだいたいこのくらい出る予想・出たら及第点というラインだったので悪いわけでもないのですが。

くじについては、書いていないところも含めて節々にいろんな思惑があり、若干矛盾も葛藤も孕みつつ、調整して決めています。
今回、引いたくじが「あたり」だった方から「サークル賞がよかった」というご意見をいただいたんですが、失礼ながら個人の運の悪さは知ったことではないのでそういうお気持ちは自分の心にしまっておいてください。

300字企画ゾーンの物理的変更

●吊り物の変更
・主催が脚立に上れない
・設置と片付け時間の短縮
・福岡のAde10でやったパネルレイアウトがインパクトあって結構よかった
という理由で、タペストリーを天井から吊り下げるのをやめ、パネルに設置することにしました。

結果は正解だったと思ってます。衝立を2枚並べられる場所がある限りこの方法でいきたい。

●抽選箱
実は前回からでしたが、今回から特にぱっと見であたりはずれの種別がわかりやすくなりました。前回はマスキングテープの色で、今回からはくじ自体の色で判別になっています。より外から見えてはいけない状態になったということなので、前から考えていた抽選箱を導入しました。丸く穴の空いた抽選箱と目隠し用の薄いスポンジを購入して貼り付け。若干小さめかなと思いましたが、まぁ使えた感じです。抽選箱が机にあるとなんか「くじ」っていう雰囲気出るなぁと他人事っぽく思ってました。

●商談机1台分の穴開け場所確保と業務用パンチの導入
パンチはどーんとでっかいやつで、そこそこ重いし嵩張りましたが、それをカバーするくらいには使えるやつでした。
ドリルパンチはここ二回ほどクズ受けのプラスチックをテープで固定しておいたんですが、どうしてもいつの間にか外されてパンチくずが散乱することになるのでもう持って行きません。色々な形のクラフトパンチは一応使用形跡が0にならない限りは持っていく予定です。
でも、業務用パンチの妖精(多分白河さんとこの息子さん)が現れて穴開けで活躍してくれたのもあって、他のパンチを使った方はそもそも多くなかったんじゃないかな、と。

●メイド居ました
テキレボ7はコスプレ解禁ってことで、なんか乗っかりたくて助っ人の世津路さんにメイドさんになってもらいました。衣装は主催の私物です(もらいもの)。コスプレいいですね。見てるだけで楽しい。撮影場所に写真を撮りにいくという発想がなくてメイド写真が1枚しかないのが悔しいところですが、眼福でしたありがとうございます!!

●変更点じゃない
代行の振り分け作業用作品別リストが針なしホッチキスからセロテープに変更になってたのは針なしホッチキスを紛失したからであって「変更点」じゃないです……せめてカッターおいとこうと思ってたらカッター家に忘れたorz
行方不明だったハリナックス出てきたから次回から戻ります……ご安心ください……すみません……

数値

参加数(リスト非掲載の方含む)
 直参 86サークル(91人)
 委託 32サークル(33人)
計118サークル 124人

飛び入り参加の方もいらっしゃいますが、前述の災害で参加できなかった方も落とした方もいらっしゃるので実際はもう少し減っています。


第6回にしてやっと減ったなという感じですかね。もちろんうれしいわけではないですが、それほど残念という感じでもなく。まぁこのあたりが上限なのかなと。

ブースベースの会場内参加率は43.8%

さすがに前回のように半分超えはありませんでしたが、会場面積が2倍になったことを考えれば意外と割合落ちなかったな、と思っています。

残念ながら余らせてしまったサークル賞の提供数は139。
ご連絡しましたとおり、返却した一部を除いて次回へ繰り越させていただきます。

代行受注数
 新規 148種 2001枚(前回165種 3660枚)
 旧作 27種 45枚

委託の会場頒布数
 37種 1064枚

カウント回数(≒くじを引いた人数) 77回
カウント枚数 3551枚(前回3588枚)

総計 5552枚

カウントルールをややこしくしてしまったことによりカウント担当さんたちも最初のほうピンときてなかったぽいのでそのあたりは多分ずれがあるかなと思いますが。結果として、会場内で動いた枚数に限っては意外と大差なく。体感的に「なんかくじが減らないな?」と思っていましたが、数値を見ると上限ができたからというわけでもなさそうで、くじを引いた回数はひとり平均2.5回でした。

大きく減ったのは代行数ですね。1600枚というなかなか大幅な減。原因はいくつか思いつくんですが、委託参加者が直参に切り替わって代行が利用できなくなったことが一番大きいのではないかと。主催様もおっしゃってましたが、代行でもピンポイント注文が多かった印象で、当企画参加作品についても「100枚以上代行で注文した人数」は前回と比べて8人減になっています。

カンパ額
 会場内でのカンパ額 7401円
 代行 カンパ版くじ購入額 1300円
 代行 カンパセット第5回購入額 300円
 BOOTH カンパセット第6回購入額 1500円
 BOOTH Boost機能でのカンパ 2100円
 文学フリマ大阪でのカンパ 1330円
計13931円 でした。
たくさんのカンパありがとうございました。次回運営に使用させていただきます!

次回変更点

カウントルール

・カウント持ち込みは1回のみ
・パンフレット必須
は存続しますが、委託を1枚とカウントするは廃止し、上限を8回に引き上げます。
加えて、くじ終了まで30分の段階でくじがなくなっていない場合に「制限解除」を考えています。

主軸

この企画の主軸は「会場を巡るきっかけになること」と「集めて掌編集を作ってもらうこと」ですが、参加者が多いというプラスのはずのことを要因として、残念ながらこの二本の柱は現状、反発しあっている状態です。
「たくさん集めたい・たくさん読みたい」と思えば思うほど「ゆっくり巡っていられない」。
どちらも大切、だけれどどちらも追求するには無理がある。どちらをより優先するか、判断の必要が出てきています。

断っておくと、テキレボ7終了後に話題に上がった「くじ目的に来られるのが辛い」という方がいるからどうのという話ではないです。
そもそも「ラリー」という企画自体が景品を餌にして「もう一カ所」を促すためのものだと思っていますし、当企画に購入に至らせる力がないのは第1回のレポートから書いていることなので。
突き放すようですが、他の有料作品を買ってくれないなら意味がないとお考えの方にはおそらく当企画は向きません。購入を条件とした他のラリー企画に参加するか、ご自分で企画されるといいと思います。

その辺を踏まえた上で冷静に考えて、初心に返って、「本家企画の会場版」でありたいこの企画にとって何が大切かというと「企画参加作品を手に取らせること」です。「巡らせること」はあくまで副次的なもの。Twitter300字ssのようにいろいろ読んでもらうことが第一の目的です。
ちなみに大判禁止とか結構厳密に指定してサイズを合わせ「掌編集を作らせること」にこだわるのは、個人的に、「アンソロジーに参加すること」が無名の作者の作品がより多くの読者の目に触れる方法として有効なものだと思ってるからです。

収集支援導入

ということで、第7回から直参のサークル参加者向けに「300字ポスカ収集支援」の導入に踏み切ります。300字ポスカに限定した「擬似代行」です。
読みたい人がより多くの作品を手に入れられるように。その上で、ゆっくり会場を巡る時間を確保できるように。当日の手間やリスク回避を考えると先払い&多少制約のあるものになりそうですが、興味のある方はご検討いただければ幸い。
まぁ、「会場を巡らせること」も完全にあきらめてはいないので、ちょっといろいろシステム組まないといけないんですが、年明けくらいには要件公開したいところです。

アフターレポートでもちらっと書かれていたと思いますが、今回前夜祭でテキレボ主催様と話をしたとき、今後の代行のあり方について言及されています。まぁいずれはという程度で想定内のことなので別に驚きもなかったのですが。
以前レポートで企画をやめるトリガーの話をしたのですが、そのうちのひとつが「代行の廃止」です。「だって、手持ち無沙汰になるのわかりきってるし」という理由で。でもまぁ、その理由なら、「やめる」以外にもうひとつ道があるわな。要するにこの「収集支援」はいつか代行サービスがなくなったときを想定した布石でもある……と、ぼそぼそ予告的発言をしておきます。

Special Thanks

今回もたくさんの方にご協力いただきました。

【企画ブース助っ人】
 世津路章さん
 森瀬ユウさん
 服部匠さん
 sunny_mさん

【カウント担当】
 すてばちや 末広圭さん
 灰青 凪野基さん
 人生は緑色 小高まあなさん
 庭鳥草紙 庭鳥さん

【サークル賞提供】
 庭鳥草紙 庭鳥さん
 燎火堂 奈木 一可さん
 WindingWind 風城国子智さん
 ロザリアは笑う 真北理奈さん
 一服亭 いぐあなさん
 象印社 くまっこさん
 空想工房 小田島静流さん
 七月の樹懶 たつみ暁さん
 42101 モリモトさん
 勇者斡旋所 卯月慧さん
 砂色オルゴール 維夏さん
 月ノ杜舎 佐倉治加さん
 夢花探 ほたさん
 千美生の里 野間みつねさん
 藍色のモノローグ 藍間真珠さん
 a piacere 西乃まりもさん
 雫星 神奈崎アスカさん
 エゾモモンガと東京出張 まやさん
 chiche – シシュ - 春木のんさん
 ナイスボート観光 ミドさん
 白水の小説棚 悠川白水さん
 hs*創作おうこく。 せらひかりさん
 みずひきはえいとのっと つんたさん
 POINT-ZERO 青銭兵六さん
 幻創文楽舎 龍魔幻さん
 招福来猫 きよにゃさん
 7’s Library ななさん
 ばるけん 猫春さん
 人生は緑色 小高まあなさん
 S.Y.S.文学分室 堺屋皆人さん
 灰青 凪野基さん
 博物館リュボーフィ まるた曜子さん
 ペーパーカンパニー 正岡紗季さん
 いくそす。 骨林頭足人さん
 アテナ戦記 橋本野菊さん
 ショボ~ン書房 石井鶫子さん
 BRADDY毒苺堂 白河 紫苑さん
 五行の音階 唯沢遥さん
 トラブルメーカー セリザワマユミさん
 ミツモト時計店 ミツモト メガネさん
 化屋月華堂 Rista Falterさん
 アメシスト 天海六花さん
 らいとにんぐにゃんこ 寿 ちまさん
 まりあ骨董 汐江アコさん
 恋人と時限爆弾 鳴原あきら(Narihara Akira)さん
 押し入れの住人たち なんしいさん
 朝焼けが来る前に 織本みどりさん
 SiestaWeb 烏楽

【第6回分ポスカセット委託請負】 ※予定含む
 博物館リュボーフィ まるた曜子さん
 アメシスト 天海六花さん
 七月の樹懶 たつみ暁さん
 まよなかラボラトリー 紙箱みどさん
 夢花探 ほたさん
 ペーパーカンパニー 正岡紗季さん
 庭鳥草紙 庭鳥さん
 灰青 凪野基さん
 バイロン本社 宮田秩早(たこやきいちご)さん
 月明かり太陽館 恵陽さん
 千美生の里 野間みつねさん
 酔庫堂 七歩さん
 SiestaWeb 烏楽

【チラシ配布協力】
 いくそす。 骨林頭足人さん
 バイロン本社 宮田秩早(たこやきいちご)さん
 夢花探 ほたさん
 灰青 凪野基さん
 庭鳥草紙 庭鳥さん
 千美生の里 野間みつねさん
 花月 猫宮ゆりさん
 幻創文楽舎 龍魔幻さん
 S.Y.S文学分室 堺屋皆人さん
 
【お題提供】
 一服亭 いぐあなさん

【テーマイラスト】
 SiestaWeb 烏楽

抜けてたら申し訳ない。
その他、作る側・集める側で参加してくださった方々、会場や代行、BOOTHでカンパくださった方々、毎度の事ながら便宜を図ってくださったれぼんさん&準備会のみなさま。
今さらすぎではございますが、第6回、本当にありがとうございました!!

 

第7回は2019年3月21日。おなじみ東京浅草、都産貿台東館6F第8回Text-Revolutionsにて開催予定です。毎度のことながらとっくに参加者募集中! お題「雪」の素敵な作品をお待ちしております!!

引き続き300字企画をどうぞよろしくお願いいたします。

 

2018年11月11日  主催 桂瀬

 

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その未来に想い馳せ/唯月湊

 

 

 

 

 

Auther : 唯月湊
Circle : 神様のサイコロ
Twitter : @kir_yidk
紹介文 : 一次創作とTRPG系二次創作の物語を綴っています。神様のサイコロです。この度は一次創作『神送りの空』の世界観から一作。まだ見ぬ未来の時計塔に思いを馳せて。

 

 

 

街の工房の片隅にて/唯月湊

 

 

 

 

 

Auther : 唯月湊
Circle : 神様のサイコロ
Twitter : @kir_yidk
紹介文 : 一次創作とTRPG系二次創作の物語を綴っています、神様のサイコロです。今回は一次創作、『その眠りに祝福を』の世界観より一作。テキレボ公式アンソロジーにも書かせていただいた作品です。

ポストカードデザインは木蒔様(@konomaki_908)にお願いしました。ご賛助いただきありがとうございました。

 

 

 

非日常へのカウントダウン/唯月湊

 

 

 

 

 

Auther : 唯月湊
Circle : 神様のサイコロ
Twitter : @kir_yidk
紹介文 : 一次創作とTRPG系二次創作の物語を綴っています。神様のサイコロです。今回はTRPG『ダブルクロス 3rd Edition』の世界観にて一作。

ポストカードデザインは、ときさま(@am_toki_h)にお願いいたしました。ご賛助ありがとうございました。

『ダブルクロス The 3rd Edition』は、有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です

 

 

 

時計糖の秘密/くまっこ

 

 

 

Auther : くまっこ
Circle : 象印社
Twitter : @cumazou3
紹介文 : かわいくて、やさしくて、ほんのり切ない、少し不思議な物語。
世界は優しさでできていて、ひとかけらの悲しみで彩られる。
……そんなお話書いています。

***
企画に参加させていただき、ありがとうございます。
いろんな“町”のお話を書いたりするのが好きです。
この300字ssポスカラリー企画に書いている町の物語も、いつかもっとお伝えできたらいいなあと思いつつ。

 

 

 

『指揮者』/ありすうちゃ

 

 

 

 

Auther : ありすうちゃ
Circle : 二乗天使
Twitter : @twoangel_
紹介文 : 当サークルの発行物、学生オーケストラ読切シリーズに関係したお話です。

時計というテーマだと、砂時計だったり懐中時計だったり時間の経過だったりというのが思いつくのですが、音楽の世界においての絶対的な時間の流れは指揮者であるという考えから、この作品を書きました。
ちょっと異色かもしれないのですが、一定に刻まれなくても良い時間の流れがあってもよいのではないかな? などと。

本編は、劣等感を抱いている佐々木祐介の大学のアマチュアオーケストラを通した成長物語です。
クラシック曲を知らない方も、ご興味があれば是非。