カレーライスの日/犀川ゆう子

 

リナちゃんの作るカレーはもっと具が大きかった。それなのにあいつはいつもちまちま一口サイズに切った人参ばっか入れる。子供はみんな人参とピーマンが嫌いだと思い込んでるからだ。リナちゃんの方がずっと良かった。スプーンに乗りきらない芋は二日目でも生き残ってたし、肉だって鶏だけどゴロゴロ入ってた。どの具も切り方は大ざっぱだったけど、あいつの肉じゃがみたいな豚バラカレーとは全然違う。男のくせにやることがいちいちみみっちいのだ。
あいつはいつもばかの一つ覚えでリナちゃんの死んだ日はカレーしか作らない。あの日、雪をかぶったビニール袋の中で湿ったルウの箱を見つけた瞬間から、俺はカレーが嫌いになったのに。

 

Auther : 犀川ゆう子
Circle : エティーチカ
Twitter : @yuko_saikawa

 

 

 

キリコとコハル/汐江アコ

 

 

 

 

Auther : 汐江アコ
Circle : まりあ骨董
Twitter : @mari_ako_tto
紹介文 : 今回色々あってテキレボは直前でキャンセルでしたが、300字SSポスカのネタは書いていたので、今回出させていただきました。
お話は毎回恒例?あたしこと小春と黒髪ロングの美少女・霧子の友達以上恋愛未満のお話です。
何気にもう彼女たちの付き合いも長くなりました。
キリコハ過去ログ
第1回「本」
第3回「鏡」
第4回「桜」
第6回「時計」

 

 

 

白い三毛猫/せらひかり

 

 

 

 

Auther : せらひかり
Circle : hs*創作おうこく。
Twitter : @hswelt
紹介文 : 私、ずうっと白いままのはずだった。だって雪なんだもの。白猫は大人になって、ちょっと三毛猫になってしまう。ちょっとだけ。

 

 

 

シー・メイドスノー/斎

 

 

 

 

Auther : 斎
Circle : ひとり部屋図書
Twitter : @st_ituki
紹介文 : 昔、音を吸収する雪の結晶の性質を『思い出の保管』に変えた短編を書いたことがあり、今回のお題を見て思い出したので、新しく書き下ろしてみました。

 

 

 

雪降る海/永坂暖日

 

 

 

 

 

Auther : 永坂暖日
Circle : 夢想叙事
Twitter : @nagasaka_danpi
紹介文 : 異世界ファンタジーや現代もの、SFなどを気ままに書いています。短編が多めですが、長編もあります。話の雰囲気としてはシリアス・シビア寄りでやや暗め。コメディなど、明るい話もあります。

 

 

 

BeautifulName/七歩

 

 

 

 

 

Auther : 七歩
Circle : 酔庫堂
Twitter : @naholograph
紹介文 : 言葉があるからこそ、すれ違う思い、伝わらない温度。
あたたかな雪の物語。