桜色のドラゴンの歌/つんた

 

桜色のドラゴンの歌

あの子がいるわ。私の大事なあの子。あの星のために命をささげたあの子。わかっているの、今のこの子はあの時の私の息子じゃないことは。でも、答えて頂戴。この母の声が聞こえるなら。答えて頂戴、私の息子。

「おかあちゃんっっ」

ほら、あげる。奇麗でしょう、私の宝石よ、私の大事な息子、あの星での名は…そうね、呼ぶ必要はないわね。愛しているわ。ずっと守ってあげる。あなたの心からその身から何もかも、すべて。ドラゴンドロップが光ったら、ここにきて笑っていてね、愛しい私の息子。

 

 

Auther : つんた
Circle : みずひきはえいとのっと
Twitter : @tsuntan2

 

 

 

桜守/千月薫子

 

 

 

 

 

Auther : 千月薫子
Circle : つれづれえんにち
Twitter : @Thousands_Moon4
紹介文 : ご周知の通り、ソメイヨシノはクローンなので、自然に生えてる木よりも自我が薄いのでは……なんて考えてました。桜守と桜の精のお話です。

 

 

 

龍にストーカーされてます!/橋本野菊

 

 

 

「これ何だろ?」
とある神社でスマホの画面を見た私は呟いた。そこには鳥居へ向かう緑の筋があった。彼へ見せると
「すげっ! 龍じゃん!!」
と叫んだ。言われてみれば、この神社は龍神を祀っている。
その日から、龍は至る所で私たち二人のデートへ姿を見せるようになった。 梅の不老園・神代桜のお寺・ハイジの村の薔薇の回廊……龍は薔薇科の花がお好きらしい。
そのうち彼と結婚をし、新婚旅行先の海外にあるホテルで、デキ婚をした私のお腹を彼が撫で寛いでいた。部屋にはジューン・ベリーの鉢植えが置かれている。その時に私の耳元で龍の声がした。
「来ちゃった(ハート)」
―結―

 

 

 

 

Auther : 橋本野菊
Circle : アテナ戦記
Twitter : @nogiku43
紹介文:
彼がいた事と結婚をした事とを除けば、前回の雪に引き続き実話です。テキレボ9へ緑龍が写っているアンドロイドを持って行くつもりでした。iPhoneⅩへフォルダを移動できない為に、気軽にお見せできないのが残念です。ってスピ系でもアヤシイ人でもありませんよ私。

 

 

 

不可殺爾伝説/高麗楼

 

 

 

Auther : 高麗楼
Circle : 鶏林書笈
Twitter : @keirin_syokyu
紹介文 : 不可殺爾〈プルカサリ〉は高麗時代末期に現れたという朝鮮半島の伝説上の怪物です。故申相玉監督によって映画化されたりもしました。